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国家資格を迷っている方へ

国家資格を迷っている方へ

・資格取得で悩んでいる

国家資格取得どうしよう・・・。
今すぐ取得すべき?
どっちのコースで受けたら良いの?

そう言うお声、結構聞きます。

いっそ、説明会でお見せしている物を載せよう!という事で(・∀・)

はい!こちらです!
キャンペーンも年内は開催していますので、そちらも合わせてこのブログでもご案内しますね。

・国家資格一本化について

国家資格一本化。聞いたことがある方も多いかと思います。
度々弊社ブログでも触れてきましたが、2025年12月より国家資格がなければ、ドローンを飛行させることがほとんど出来なくなります。

「ほとんど」という曖昧な表現なのは、特定飛行などの申請が通れば可能です。
日が出ている時間帯で、一瞬の確認以外はドローンを目視し、人や物件から30m以上離れた広い空間で飛ばすなら、申請は不要です。
他にも色々ありますが、趣味の範囲なら気にしないといけないのはこのぐらいなので一旦省きます。
しかし、空撮をするという事で飛ばすならば、目視し続けるのは難しいですし、日本のようにあちこちに人工物がある場所だと30mを確保するのも難しい。
そうなると、特定飛行という物に該当し、国土交通省の承認が必要になります。
その承認申請が12月より、国家資格がなければほぼ通らなくなる。というのが、国家資格一本化という事になります。
民間資格までだと、申請に必要な技量を証明する書類など、今まで以上に必要になるみたいです・・・。
話が出ているのが、直前に包括申請すれば可能なのではないか?という話ですが、国交省がOKしたのであれば可能だと思います。「これ切り替えの日を越えてるからダメ」って返されたのなら不可能ですが、越えているのを承知で許可したのであれば「国交省がOKしたので」といえますからね。

今すぐ取得するべきか。という疑問には、「早めがオススメ」とだけお応え出来るかなと。
何故か?
資格という物は、後になればなるほど試験が難しくなるからです。
今後利用予定なら早い内に。ましてや、仕事で使う物ならば補助金があるのは令和8年度までらしいですから!!!!!!

・取得に必要なもの

取得するにあたり、必要な事は?という事でこちらもご案内。

①DIPS2.0にて、技能証明申請者番号の取得が必要です。
これがなければ、学科試験を受けに行くことも出来ません。
JDO所属のスクールは、コース受講申込の段階で必要になるため、先に取得をお願いしています。

②実技試験の合格が必要です。
資格取得コース受講の場合は、修了審査(自動車免許で言う卒業試験)を合格すると「講習修了証明書」というものが必要になります。
受講しない場合は、番号取得後に学科試験と身体検査に合格した後、実技試験を開催している会場に行き、合格する必要があります。

③学科試験の合格書が必要です。
学科試験はコース受講でも独学でも、近隣にある学科試験会場で試験を受け、合格する必要があります。
JDOのeラーニング教材は最長2ヶ月間しか視聴出来ないため、学科講習終了後は早めの受験をオススメしています。

④身体検査が必要です。
この身体検査は自動車免許証があればネット上で可能です。価格も一番安いです。
免許証がない場合は、医師による身体検査の証明書を提出する必要があります。

以上4つが必要なものになります。

・受講コースの違い

JDOには2つのコースがあり、受講資格も存在します。
まずは金額と講習スケジュールの違いです。
※1日の講習時間は8時間を基準にしています。

◯初学者コース

・料金
 基本コース:231,000円(税込)
 限定変更コース:297,000円(税込)

・スケジュール
 学科:eラーニング:10時間

 実技:基本:10時間
    夜間:2時間
    目視外:1時間

 修了審査:1日
 
 合計:5日間

◯経験者コース

・料金
 基本コース:82,500円(税込)
 限定変更コース:132,000円(税込)

・スケジュール
 学科:eラーニング:10時間

 実技:基本:2時間
    夜間:1時間
    目視外:1時間

 修了審査:1日
 
 合計:3日間

・講習費以外にかかる費用

講習以外にもかかる費用はあります。
通常かかる費用と、補講などでかかる費用がそれぞれあり、まとめました。

◯資格取得に必ずかかる費用

・学科試験料:8,800円(税込)
 試験場は各地にあり、申込をすればどこでも
 受験可能です。
 受験費用は、受けた回数分かかります。

・身体検査料:5,200円(税込)~
 オンライン上で手続きをする場合は、
  記載している金額ですが、医師の診断を受ける
  場合はもう少し必要です。

・発行手数料:3,000円(税込)

◯試験対策・再試験などにかかる費用

・補講1時間:基本:16,500円(税込)
       限定変更:11,000円(税込)
 
 補講は試験前にも可能です。
 規定の時間内で不安な場合などもご利用
 頂けます。
 限定変更は各分野での料金です。

・再修了審査:基本:22,000円(税込)
       限定変更:11,000円(税込)

 限定変更は各分野で分けられています。
 補講を受けてからの再試験をオススメしますが、
 必須ではありません。

・結局、初学者と経験者どっちがオススメ?

上記の費用などを含め、どっちがいいのか。
本音で解説します。

まずは、受講を考えている方の民間資格を持っているのかいないのか。
持っていない方は「初学者コース一択!」です。そもそも経験者コースは民間資格保有者からですからね。

じゃあ、民間資格を保有している方。
一見、経験者で良いよね?となりますが、それは受講者が「資格を取得してから、どれだけドローンを飛行させているか」で決まります。
資格を取得してからバンバン飛行させている方は、経験者で問題無いと思います。
いろんな場所で飛行させているのならば、基本操縦はバッチリのはず。
なので、修了審査対策の練習だけ集中して行えば良いので、合計4時間の飛行練習で十分だと思います。

一方、資格取得後まったく飛行させていない、もしくは少しだけしか飛行させていない方。
そんな方は初学者コースをオススメします。もしくは補講を視野に入れて経験者コース。
なぜか?「基本操作が不安定・飛行前の確認などもあやふやな方が多いから」です。
民間資格取得時に行っていた、「スクエア・組み合わせ・八の字」これくらいは、「できます」と言って頂けるぐらいじゃないと、修了審査対策まで進めないと思って下さい。
結局、試験が落ちてしまった場合はその分補講や再審査費用がかかることを考えると、初学者コースと大差ないので、初学者コースでも良いのでは?という次第です。

・経験者コースの「時間が足りない」とは?

基本操作でも2時間あるじゃないか!と思われがちですが・・・
実際に行う内容として
机上審査、飛行前の点検、基本操縦、非常事態の操縦、飛行後の記入事項、口述審査
などなどありまして。
基本的には暗記ですが、飛行前の点検の確認と非常事態の操縦は練習あるのみ。これをメインでしたいんです。
◯飛行前の点検
 これは主に普段行っているドローンなどの確認もありますが、「ここの手順を間違えると減点」という項目がいくつもあり、それをミスしないために繰り返し練習が一番効果的です。

◯非常事態の操縦
 これはGPSを切った状態での飛行になります。優秀なドローンは普段、GPSの恩恵をすごく受けていて、勝手にその高度・位置でホバリングをしてくれますが、いつ何時GPSが切れるか分かりません。
そのため、飛行中GPSが切断したという想定で、決められた場所に安全に着陸させるという練習を行います。
これが難しい。当日の風の強さも関係しますからね。

他の項目は暗記です。講習が終わった夜に詰め込めばなんとかなりますが、上記で上げた2項目はやらないと分からない&できないです。
これに2時間、少ないでしょ?
だから「時間が足りない」と言われるのはココなんです。

実際の話を聞くと、趣味で民間資格を保有した方で取得後飛ばしていない人の、経験者コースでの合格率は低いそうです。
プライドなのか、補講も受けず再修了審査を繰り返して嫌になって辞める人もいるとか・・・。
車の運転でもそうですが、普段運転しない人がいきなり高速道路を運転するのが難しいのと一緒ですね。

・まとめ

じゃあ結局僕・私は何がどっちがオススメでしょう?

◯初学者コース
 全くドローン未経験もしくはブランクありの方
◯経験者コース
 民間資格取得後すぐの受講もしくは、趣味・仕事で操縦経験豊富な方

といった感じです!
補助金のことなど、知りたい方は詳しくではないですが、オススメできる補助金などご案内させて頂きますので、ご相談ください\(^_^)/

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