みなさん、こんにちは。
今回は、私たちの新たな挑戦の舞台裏をお伝えしたいと思います。
先日、35度を超える猛暑の中、
ドローン国家資格取得のためのコースを、
よりスムーズに、そして正確に作成するために、
山本と成本で自社のドローン専用飛行場へ行ってきました。
この飛行場は、私たちが一から整備してきた自慢の場所です。
自然に囲まれた開放感のあるロケーションで、
ここに立つと空の広さを全身で感じることができます。
そんな中で、国家資格コースを自分たちの手で作り上げるというのは、
大変さの中にもワクワクする楽しさがありました。

正確さを追求する、地道な作業
皆さんご存知の通り、ドローンの国家資格コースは、
航空法や国交省の基準に沿った形で、
10センチ単位で正確に目印を設置する必要があります。
これが想像以上に大変な作業でした。
まずは飛行場に到着すると、広い敷地に何もない状態。
そこにロープを引き、メジャーを使い、
「ここがスタート位置」「ここでターン」などと、
一つ一つ目印を設置していきます。
最初は順調に進んでいたものの、
広いフィールドの中で1メートルのズレが発生すると、
その先のポイントも全てズレてしまいます。
途中で「あれ?ずれてるぞ」と気づくと、
何度もメジャーを引き直し、修正しながらの作業となりました。


猛暑との戦い、でも楽しさが勝つ
7月の真夏日、日陰のない飛行場の真ん中での作業です。
立っているだけでも汗が滝のように流れるのに、
中腰になってペグを打ち込んだり、
メジャーを何十メートルも引き直したりと、
体力も集中力もフル稼働。
途中で、「これは倒れるぞ」と思い、
飛行場に設営していたテントの下へ避難して水分補給。
冷えたお茶を一口飲むだけで、
「よしっ!もうひと踏ん張り!」と気合が入ります。
成本と二人で「ここ、ちょっとずれてない?」「もうちょい左!」と
何度も微調整しながら、
気づけば開始から数時間が経っていました。
完成した時の達成感は格別!
何度も修正を重ねた結果、
ようやく理想通りのコースが完成しました。
今回は飛行場の広さを活かして、
コースを2面設置することができました。
1面は国家資格の必須課題である「8の字飛行用」。
もう1面は「スクエア飛行」や、
異常事態時の操作練習ができるように組んであります。
「これで受講者の皆さんが、より効率よくスムーズに練習できる!」
そう思うと、汗だくの苦労も吹き飛びました。

会社としての挑戦と感謝
私たちがドローンスクールを本格的に運営し始めて、
気づけば1年半が経ちました。
愛知県新城市のこの飛行場を中心に、
国家資格取得講習を自社の講師陣で開催できるまでに成長できたのは、
支えてくれたスタッフのおかげです。
私自身、元々はダイビングインストラクターとして海の世界にいました。
そんな私が、会社の方針でドローンという新しい分野に挑戦することを決め、
「一緒にやろう!」とついて来てくれたスタッフには、
本当に感謝しかありません。
ドローンの国家資格制度が始まり、
これから資格の一本化が進んでいく中で、
「どこで取るか」「誰に習うか」がますます重要になります。
私たちはこの飛行場を拠点に、
初心者の方にも安心して学んでもらえる環境を整えてきました。
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これからの目標
これからさらに需要が増えることを見据えて、
講師の技術力アップはもちろんのこと、
受講者の皆さんが安心して学べるような体制を
もっと強化していきたいと思っています。
目標は、「ドローンの資格を取るならあのスクールだよね」と
地域の皆さんに思っていただけることです。
そして、資格を取るだけでなく、
その先の活用方法まで一緒に考え、
ドローンを通じて地域に貢献していきたいと考えています。
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最後に
暑さの中でのコース作成は大変でしたが、
それ以上に「やって良かった」と心から思える時間でした。
自分たちの手で作ったコースで、
これから多くの方が資格を取り、
新しい世界へ飛び立っていく姿を想像するだけで、
私たちの挑戦はまだまだ続くと実感しています。
これから国家資格一本化に向けて、
皆さんのサポートができることを楽しみにしています。
私たちの挑戦を、どうか温かく見守っていただけると嬉しいです。